歯科医療の昔

日本の歯科医療の歴史

日本の歯科医療は遡ること701年、医療制度の中に歯科が確立されたことから始まります。 当時は中国の漢方医学に基づく口中科として一般医科に分類されていましたが、明治に入り東洋医学を採用したことで漢方医学は廃止、1875年に医業開業試験法が発令され、1879年に歯科分野が加わったとのことです。これにより歯科分野の医師が誕生、1906年に医科と歯科が分業されるようになっています。 歯科医師免許取得のため戦前は4〜5年制の専門学校での課程を修了することが条件でしたが、戦後は6年制となりました。 実は、あまり知られていませんが、日本最古の入れ歯はその当時の西洋の入れ歯よりも優れていたとされています。現在の日本医学は西洋医学の影響も受けていますが、それ以前も日本は高い技術を有していたのが分かります。

今後の医療の動向について

現在の日本は高齢化社会に入っています。そこで国では、「患者目線での医療を重視し、優れた医療連携体制を構築すること」とした取り組みがなされています。 そのため歯科医師も知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力が求められるようになってきました。それは言いかえれば、患者にとっては治療が受けやすい環境ができあがるということでもあります。 さらに2006年には歯科医師臨床研修が必須となり、免許取得後の1年は臨床研修を受けることが義務化されています。ここでは医師養成、福祉分野・保健分野との連携、業界の質の向上などへの取り組みが行われ、歯科業界に新しい風を吹き込めるのではないかという期待が込められています。